福田どうぶつえん

美術館・博物館

  •  福田どうぶつえん 速水御舟《洋犬》福田美術館蔵
「動物園」という言葉は、江戸時代末期の1866年に福沢諭吉(1835-1901)が発表した『西洋事情・初編』の「博物館」の項目で初めて使用されたといわれています。本展は、絵画を展示する美術館と動物園の融合を目指した展覧会です。人々から親しまれているライオンやトラ、サルなどを、江戸時代以降に活躍した画家たちが描いた「動物画」という形でお楽しみください。近世以前、動物は崇拝の対象として特別な力を備えていたり、長寿や子孫繁栄などのおめでたいものの象徴として、時に意味を持つ存在として好んで描かれました。江戸時代以降、円山応挙や伊藤若冲など、動物をつぶさに観察して写生し、よりリアルな表現で描く画家が現れます。本展ではそのような近世の画家から、木島櫻谷、速水御舟から加山又造まで、明治から昭和、平成時代を生きた日本画家たちが描いた動物の姿を、そこに込められた意味や生態の解説と共にご紹介します。画家それぞれの表現の違いはもちろん、鋭い観察眼、細やかな毛描き、洗練された色彩にも注目ください。
日程
2024年7月13日(土)~10月1日(火)
10:00~17:00(受付終了16:30)
料金
1,500円(8月1日~31日は小学生無料)
場所
福田美術館
電話
075-863-0606
休館日
8月27日(火)、9月10日(火)

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